溺愛パンデミック

奇跡が消えないように 僕等が生きた証を ここに記そう

こんな大人になったことがちょっと悲しい話 (ライブの感想)

あけましておめでとうございます。

もう彩冷えるジャニーズWESTと関西Jr.を分けるのがめんどくさったから、全ての感想をまとめて書くことにしました牛乳です。おはよう。

年明け仕事をしに来たのに仕事ないからネットサーフィンでもして暇つぶしといてと言われました。本当にこの会社好きだわ。なのでブログを書きます。

 

関ジュのコンサート終了後、結局どこにも出かけずに大阪のホテルで友人と出前のピザをとってコンビニで調達した酒を飲みながら、「ああ、もうこんな穿った見方しかできなくなった大人なんだな」とちょっと落ち込みました。こんにゃろおー。

というわけであんま幸せな記事ではないかもしれません。ので、心の広い方だけ見てください。…でも結局好きなものは好きで。大人になるにつれ、年を重ねるにつれ、経験が増えてと言っていいのか無駄に耳年増になっただけなのか、「好き」だけのキラキラしたときめきだけでは生きていけなくなった自分がホントに憎くて悔しいよ。

 

まず彩冷えるだけど正直もうなんか楽しくなかった…音響最悪だし機材トラブルも多発…まあライブはナマモノと言ってしまえばそれまでなんだけど。去年の感謝祭なんて死ぬほど泣いたのに正月は涙一滴も出なかったし、今後また活動するかも、新曲だすかもって言われて「は?」って感情しか出てこなかった。今はきっと物珍しさというか、あの頃の思い出があってもう2度と会えないかもしれないって思って観に行ったわけだけど、これが普通になって定期的にやります!って言われて私また観に行くか?って聞かれたら危うい。いつでも会えるのに本業とは別って2足のわらじのバンドに正直魅力は感じない。もっと大きい会場で~とか今年はブレイクするって言われても鼻で笑うしかない。その場は楽しかったよ。頭振れてMCで笑って、でも大切なのってその先にある余韻と「絶対またこの人たちのライブ行きたいな」って思うことじゃない?なかったんだよね、それ。12日にFinalと称したライブがあるわけだが、今から不安です。以上。

 

ジャニーズWESTは、楽しかったんだけど。楽しかったんだけど唯一ホント私のテンション下げたのがマイク環境?音響?です。残念過ぎてびっくり。しかも終わるまでだよ、誰か途中で気付かなかったの?リハした?ってなった。というか正月からこれだから私の耳がおかしくなったのかと思った。一緒にいた友達に聞いたらみんな「わかる」って言ったから間違ってなかった。これもライブはナマモノだって言われたら終わりなんだけどさあああああ!!初日だから安定してなかったのかもしれない。もしかしたらなにか理由があるのかもしれない。翌日から調整はいるのかもしれない。でもね、私にとっては最初で最後のWESTVなんだよ?じゃあ何回も入れよっていう人いると思うけどそういう意味じゃない。開幕が最低限の場所に達してないことが不満なんだ。いつもはレーザーだったスタンドとアリーナの間の装飾がアナログの看板だったり、演出はすごい良くて異変に気づくまですごい期待値だったのに。望くんのダンスまた上手くなってるし、しげちゃんも歌びっくりするぐらいうまくなってたし、目の前にいたじゅんたくんがこっちまで笑顔になるぐらい楽しそうで、私が横着してアルバムちゃんと聞いてないからC&R曲についていけないのを除けば最高に楽しかったのに(ノリでごまかした)。なんかそれ以外は楽しくて努力も垣間見えた分、異常に悔しい。こういうこと言うのほんとよくないんだけど、誰かが「嵐ならこんなこと起きなかったんじゃないかな」言われて納得したのもマジ悔しい。音響のせいで30%ぐらいマイナスだと思ったマジで。おかげで某曲の口パクだけ浮いてたからな!!!口パク賛成派だけど浮くぐらいならやんなよ!!!泣けてきた!!!でも楽しくなかったといえばウソになる。めっちゃ楽しかった。コント最高だった。声出して爆笑した。望くんかっこよかった。好きという気持ちだけで、楽しかったという気持ちだけで、素直に良かった!!!って言い切れる大人になれないのがほんと悔しい…

 

最後に関西Jr.あけおめコンです。アリーナ4列目の実感がなさ過ぎていまだに夢かと思ってるんだけど、やっぱアリーナは目が足りんわ。推し見失うし。一番おもしろかったのは目の前の花道で道枝くんが背を向けて踊ってて見つめてたら友達が必死に「あれ末澤くんだよ???」って嘘教えてきたことです。彼女は本気で勘違いしてたらしくてめっちゃ笑った。席の問題あるっていわれたらそりゃそうだけど、でもやっぱ楽しかったよ関ジュ。BIG GAMEのセンステ、メインステ向いた側で道枝くんがセンターで踊ってて、なんか感動した。もう引っ張ってく側なのねって。知ったばかりの小っちゃくてかわいい道枝くんは、もうほとんど見かけなくなっちゃったけど。しゃべったらそこそこあどけないところとか、私からしたらいつまでも可愛い道枝くんです。

 

WESTさあ、私がアリーナにいたら音響なんて気にならなかったんだろうか。スタンドだから変に反響しただけなんだろうか。彩冷えるは私がド下にいなきゃちゃんと聞こえてたんだろうか。新年早々どこのPA使ったんだよおまえらなんて思うことなかったんだろうか…もう今更こんなこと思っても仕方ないんだけど。でもこうやって偏屈というか穿った見方というか、素直に好きだけで動けなくなった大人になった自分が一番悔しい。悔しい。あー、こんな大人になっちゃって!!!!

今まで出会った歌の中にそれぞれ刺さってきた歌詞ってあると思うけど、私が割と衝撃受けたというか「わかる」ってなったのが

「子供の頃に食べた飴玉は 甘くてべたべたしてた 手を汚さずに済ます大人になって 汚れた手に気付かない」

って歌詞で、こりゃほんとにそうだと思った。知恵がつく度に大事なものを失ってる気がする。でもそれが大人になることだし、順応して生きていくには必要不可欠で。切ないけど仕方のないことなんだろうな。だからこそ私たちは夢を買う。宝くじでもアイドルのコンサートでも何でも。非日常の中に純粋を求めたがるんでしょうかね。あーもうやだやだ。この記事すらうっとうしくなってきたくない?無理じゃない?やめよう!!!!!!!????(うるせえ)

 

今年もいい年でありますように。私にとっても、私の友人や家族にとっても、私の大好きな推したちにとっても。今年もよろしくお願いいたします。

仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER―全ての平成ライダーへ感謝をこめて

こんにちは。牛乳です。

まずはじめに、この記事へたどり着いてしまった方にお願いがあります。

この記事にはかなりのネタバレが含まれています。必ず映画を見てからこの記事を読んでください。

「いや、私ネタバレ平気だし~」と思っていても、騙されたと思って絶対絶対絶対映画を見てから読んでください。

なぜなら私は不本意ながらネタバレを見てしまい、だがしかしそのおかげでこの映画を見るに至ったので後悔はしていませんが、ネタバレを知らずに見ることができたならもっと楽しめたかもしれないと思ったからです。

でも、これだけは言わせてくれ。平成に生きてきて、平成が終わるこの時代に、平成ライダーを少しでも知っているこの世の全ての(元)少年少女へ。絶対に観に行くべきだ。それだけは断言できる。絶対だ。こんなに素晴らしい物を見ないで平成が終われるかと、本気で思っているぐらいには感謝した。もし「今のライダー知らんから…」という不安があるなら今のライダーの世界観(概要)だけ頭に入れて観に行けば理解できるから観に行ってください!!!お願い!!300円あげるから!!!

 

そしてすでに映画を観に行かれた皆様。この記事にたどり着いていただき、本当にありがとうございます。昨日映画を観に行った私は興奮のまま支離滅裂にこの記事を書いていて、でもどうしてもこの気持ちを誰かと共有したかった。

夜の新宿の映画館で、子供は数人しかいなかった。大の大人が集まって、私以外の嗚咽も漏れ聞こえるほど感動に包まれたスクリーンに映るヒーローたちへすべての感謝をどうしても誰かに伝えたかったのです。

仮面ライダーを愛してくれたあなたへ」という文言に恥じない最高の映画の感想(支離滅裂)(しかも書きながら泣きそう)、しばし、お付き合いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直に言うと、私は仮面ライダー電王しかちゃんと見ていません。

当時高校生の私は鈴村健一さんのファンでした。例に洩れず、鈴村さんが出ているからという理由で見始め、小さな頃から存在だけしか認識していなかった仮面ライダーをその時ちゃんと初めて見たのです。大好きだった~、電王。当時の周りのヲタ友はみんな観ていて、カラオケに行けば全フォームの曲を交代で歌うし踊るし、最終回はみんなで泣いて、あれは間違いなく私の青春です。でもそれからは「仮面ライダー」というものに興味を持ち、一応平成生まれですので(笑)「あ、水嶋ヒロってそうなんだ~」とか思ったし、電王の後はすごくたまになんとなく観るぐらいのことはありましたけど。

でも、たったそんだけ。

だから今回、何故平ジェネを観るに至ったかというネタバレは、映画をご覧になった方ならわかると思いますが「彼」が出てくる事を知ったからなのです(念のため伏せるよ)。この点に関しては実は後悔していません。だって、そのおかげでこの映画を見ることができたのだから。けど観に行くにあたってかなり不安があった。だって電王以外ほとんど知らないし。アンクちゃんとかいうツンデレがいたのは覚えてるな~みたいな。福士くんフォーゼだったな~、みたいな。すだまさきもWだったな~。みたいな!!で、誘ってくれた友人に「今の仮面ライダーの概要だけ教えとく」と直前の喫茶店にて唐突に言われ、あのくそ複雑な世界線を5分に詰め込まれて「は?日本語?」とか思いながら観に行ったんですよ。ええ。雑でしょ?

始まる前からハンカチを握りしめていました。どこで出てくるかわからないから。冒頭、始まって5分。空から伸びるレールを見て、一瞬で泣きました。2018年に映画のスクリーンで見ることがあろうとは…いやデンライナーもどきだったけどな。もうしんどい。偽Wの「お前の罪を数えろ」も、イマジンの「お前の望みを言え」も懐かしすぎて号泣ですよ。聞ける?今聞ける?まじで?で号泣よ。Wで泣く意味だけど。笑

今回のキーパーソンの「仮面ライダーが大好きな兄弟」。あれ、もう私たちなんですよね。どう考えても。子供のころからそばにあった存在、特に男の子は、当たり前に日曜朝に見ていて、かっこよくて、最高のヒーローだった。たとえ成長して観なくなったとしても、大人になっても好きなはずなんです、あのヒーローを。そんなヒーローに会いたいと願い、イマジンに自らを捧げ(ってかあのイマジンかわいくね??)、よろこんだ彼の周りにいた人々もみなそうでした。「まるでショーでも観てるみたいだな…」というセリフがありますが、我々も今まで観てきたものと相違ないでしょうから気持ちはわかります。主人公一行が兄弟の家を訪ね、一連の事件について問いただすと、それを「俺の妄想なんだ」といった弟。この世界線仮面ライダーがテレビの中のヒーローということを知り「俺達って虚構だったの…?」と問う主人公。「どっちでもいい」と笑うイケメン(名前わすれたごめん)。

 私たちが生きている世界の仮面ライダーです。大人になった今はあれが「特撮」というジャンルのテレビ映像だということは重々理解しているし、虚構と言ってしまえばそうなのかもしれません。そんな「自分の存在とは一体何なのか」という複雑な思いの中でその答えを与えてくれたのが愛してやまない電王でした。

主人公たちがピンチの時に突如現れ助けてくれたモモちゃんたち。「俺たちは覚えてくれていることで生きていける」と(意訳です)。ー「おかげで忙しいぜ」と愚痴交じりにこぼしていましたが、もうこれ電王最終回思い出して私ぼろ泣きだったのです。全てを倒して周りを見て「みんな…いなくなっちゃった…」って崩れ落ちている彼を「うーん、出て行き辛いな…」とイマジンみんなで陰から覗いていたあの姿は、私一生忘れないと思うー そして変身を解いた姿を見て会場はどよめきました(私も知ってるのに声出して泣いた)。まさかだよね。これこそ2018年にまた拝めるなんて思ってなかった。虚構というにはあまりにも、凛とした姿でスクリーンに映っていた。モモちゃんたちの記憶云々の話で、「覚えてる人が、これですからね~」とオーナーは彼を見ます。するとモモちゃんが「俺も忘れないぞ」と彼に言うのです。

は???????泣くわ!!!!!!!!!(キレ)

誰かの心の中で生き続けること。たくさんの物が生まれ消費されていくこの時代、それは容易いことではないでしょう。人の心は変わるものだから、時代によって好きも移り変わります、私がまさにそう。あの空間にいる老若男女様々な思いがあると思う。でも確実に言えるのは、みんなの心に「仮面ライダーが生きている」という事実。

これによって「虚構」は「嘘」ではなくなるのです。確かに虚構なのかもしれない。変身して怪物と戦うヒーローも魔王と戦う勇者も魔法が使える強い女の子もこの世の現実にはいないのかもしれない。けど私たちの心の中で生きて、私たちの心の中で強くかっこよく戦って、その世界を守っていることは絶対に嘘じゃない。絶対に、嘘じゃないのです。だって、私たちは忘れないから。こんな素敵なことを教えてくれた最高のヒーローたちを、忘れたりしないから。

それでさ…電王のOPだったAAAの「Climax Jump」の歌詞覚えてる?ねえみんな覚えてる?2番なんですけど。

昨日までの記憶全て 必要とわかる日が来るはず

めっちゃわかった。10年経ってわかった。それに気づいてまた泣いた。

全然あの特異点の兄弟に思い入れ(?)ないけどさ。2人の成長していく写真の泣けること泣けること。ホントに私たちじゃん。大人になっても仮面ライダーを一緒に好きって理想の兄弟過ぎて泣ける。まず軸から本当にいい話でした。走ってくライダーを後ろから応援する市民も私たちじゃん…これ壮大な夢小説だったのかな…(は?)

あのよく見る壮大な(?)更地を、平成のライダーたちが一斉にバイクで駆け抜けるシーン。本当に圧巻と言うしかできない光景でした。もう平成が終わってしまうことがこんなにさびしいなんて。もう次を平成ライダーと呼べないことが、こんなにも切ないなんて。元号が変わるのなんて正直どうでもよかったけど、初めて実感しました。でも平成ライダーみんな、それぞれの心の中で強く戦い続けるんですね。元号が変わってもこの先もずっと。

最後に…

平成の仮面ライダー、そしてそれを作り続けてくれた皆様へ。本当にありがとうございました。私を仮面ライダー電王に、平成ライダーに出会わせてくれてありがとうございました。こんなにも愛にあふれた素敵な映画を作ってくださってありがとうございました。私も彼らのこと、絶対に忘れません。そしてこの先、新しい元号仮面ライダーたちがまた誰かの心に永遠に生き続け、誰かの勇気になりますよう、心から応援しています。仮面ライダーに出会えて、愛して、この映画を観ることができて心から感謝と喜びでいっぱいの平成最後のクリスマスイブ(女2人で)。一生忘れないからなこんにゃろー!!!

ヲタクに生まれてよかった!!!!!!!!(ちえみ風)

 

 

 

 

 

 

以下、感動とはかけ離れたキモオタ女のその他感想箇条書きなので何でも許せる心の広い方だけ読んでください。おなしゃす。

 

 

・「キバのオトヤだったら~」発言めっちゃわろた。オトヤ推してたから沸いた。好き。

・強欲だけどりょーたろ通常とウラちゃんのイマジンがみんなと並んでるのもみたかったよぅ~~~~;;もっと言えばデネブとゆうとにも会いたかった…;;ジークちゃんもみたかった;;;;強欲な電王激推しでごめん;;;でもさいこうだった;;

・文句言ったけどウラ憑依りょうたろ好きオブ好き ほんますき 結婚を前提に釣られたい

・モモちゃんの「あ、こっちか」もかわいい

・もうイマジンみんな可愛い すき

・オーズがベルト撫でながら「アンク…」っていうの最高に萌えたしぬ

・キバのベルト(CV:杉田)も喋ってくれてよかったんだよ???(?????)

大東俊介えっちすぎない?最初のほうでイケメン後ろから抱きしめて(語弊)ささやいてた時からえっちじゃない??大東俊介全肯定のカルマ背負ってるから最高に好きだと思った

・フータロスなんだけど…イマジンのくせに可愛すぎんか お前の罪だろそれ 今すぐ数えろ 抱きしめるわ

・「お前の罪を…おしえて?あれ?ちょっとちがう?」可愛すぎ推す

・有能なんとか学者イケメンすぎて話入ってこないかと思った 顔がいい

生瀬勝久の贅沢使い

・最後のリミックスと写真は泣かす気かぁぼけーーーーー!!!(泣いた)

 

最後本当にキモくてすみません…反省はしないです…

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。全ての平成ライダーと、これを読んでくださった全ての仮面ライダーを愛してくれた人に愛をこめて。

明日を駆ける 少年たち ~自担が成長していた~

※この記事は関西ジャニーズJr.「明日を駆ける 少年たち」の講演内容のネタバレを含みます。

 

久しぶりに自担に会える。チケット当選のメールが来た時の気持ちは喜びよりも何よりも先に、安心の方が強かったように思います。

 

f:id:milch2Nite:20180815221847j:image

最後に生で見たのは去年の4/5のPON!出演時だったから、1年以上は見てないのに加えて雑誌はすっかり買わなくなったし忙しくてジャニーズwebも全く見なくなったもので、道枝くんはかなり露出が多い方とは言えどもJr.、結局のところ殆ど近況を知らずにいました。

だからもうこの先現場に行けないかもしれないっていう少しの諦めのようなものもあったし、私なんて道枝くんの事を自担と呼んではいけないぐらいの所まで来てしまったのではないかと思うほどまでジャニヲタとしてはギリギリの気持ちだったのです。それでもチケットは私のところに来てくれた。これ程の安心感があるのを知って、まだまだジャニヲタの世界は広いなあと思いました。

 

来たる8月14日、世間はお盆の真っ最中。たった1日の、大本命の自担の現場なので、その日の為だけに服を買ったし美容院にも行ったしネイルもしたしヘアメにも行きました!推しが居るってスゴイネ!!

実は少年たちを生で見るのは初めてで、もちろん過去にWESTがJr時代に演じたものを円盤で見ているので話の流れは理解しているのですが去年ぐらいから急に「2幕からAnother」という話を聞いていたので正直訳分からないままいたのですが、観た感想は「2幕からAnother」でしたね。

 

幕が開けて大吾がいて、最初のあれが新曲だよね?関西Jr.の掛け声のあるノリのいい歌があった後に、そのまま流れで舞台に入るかと油断していたので、あの華やかなショーがあると思っていなかったんですよ、私。去年もあったのかな?観てないからわからないのですが…。

和太鼓を叩いてる流星達をみて、「あ、ショーちょっとやるのか」って鈍い私はぼんやりしていたら着物風の衣装を着た道枝くんと高橋くんが、いつかどこかで見た事のあるものを持ってきました(和太鼓の時点で気付けよ)。それを見たら何だか訳も分からないまま涙が出てきて、思わず同行した夢先輩の手をギューッと握ってしまった。

あの演出や曲は、多分知っている方も多いと思います。私もDVDでしか観ていないのですが、ジャニーズWESTがJr時代に関西Jr.のメンバーで公演していた少年たち~格子なき牢獄~のオープニングでも行われたものに近く、今回道枝くんと高橋くんがやっていた金色の帯のようなものは当時BOYSかB.A.D.の2人がやっていたもので(記憶が雑)…それを見たら「そんな大役を任せて貰えるほどに、関西Jr.を引っ張っていく側の存在になったんだなあ」と思ったら感慨深くて涙が止まらないという(笑)

テレビで何度か見ているとは言えど記憶が2016年のAnotherで止まっているので、もうなんか道枝くんだけじゃなくてみんな身長伸びていて、すごいダンスも上手くなっていて「ああ、そんな役も出来るようになったんだ」「そんなダンスも出来るようになったんだ」と完全に親戚のおばちゃん状態でした。

 

しかも道枝くんがRivalを歌ったことも結構衝撃だったんですけどもう少しハモりが多く強くてもよかったのにな~と思います。そこだけ少し残念かな? 今までDVDで観ただけだし、観たのが歌唱力オバケの2人組だったから物足りないだけなのかも知れないけれど…BBAは無知で強欲ですね(笑) でもそこも期待込みの伸びしろ!頑張って欲しいところです。

 

あともうちびジュが本当にお人形さんみたいで可愛くて癒された~!!!!丈くんに弄ばれるニワトリさんが可愛すぎて…それぞれちびジュと組んで踊るのですが、ここでも道枝くんがすごくお兄ちゃんしてて泣きました。大吾に抱きしめられたりセクハラされたりしていた道枝くんが居ない…と思ったけどショータイムで踊りながらずっと康二の事見てて、康二が振り向いて見つめあえたら今日一番じゃないのってぐらい幸せそうな笑顔になった道枝くんも生きていたから、これが彼の成長なんですね。成長とは見た目だけではなく精神的にも振る舞い的にも。それを感じ取れた今回の舞台は私にとってもいい経験で、素晴らしいものでした。

 

ファンを見つけてあざとく投げキッスしてたりしてて、そんなこと出来るようになって…と感動に打ち震えてニヤニヤしていたら私にもお手振り戴きました。視界に入ってすみませんという気持ちとやっぱり隠しきれない嬉しさで崩れ落ちたんですけど夢先輩が肩支えながらずっと「よかったね!!よかったね!!」って言ってくれた…生きてて良かったです…南無三…

ちょっとレポとかしようと目論んでたんだけども、ファンサで全部どこかに行ってしまいました。舞台はやっぱり初めて観たAnotherに思い入れがあるので少年たちとAnotherで別にしてほしい気持ちもあるけれど、関西の一体感を出すという意味ではAnotherのエッセンスを取り入れた方が従来の少年たちよりは関西向きなのかもと思ってみたり…プロの方達が自信を持ってお届けしてくれるものなので、そこは信じてこれからの「少年たち」自身の展開も楽しみかなあと思います。

 

ところで今回の舞台で同行してくれた夢先輩は高橋くんがお気に入りになったようで「いや、どう考えてもお顔が美しすぎる」とうわ言のように繰り返しているので、やはり松竹座には魔物が棲んでいるのかも知れませんね。

お兄ちゃん達は安定としても…新しい子達にもだけど、若手でもベテランでもないメンバーにもまだまだ伸びしろがあるのだろうと感じた舞台でした。きっと千秋楽は全然成長してるんだろうな~!映像してほしいな~!買うな~!!(大きな声で)

そしてこれからも、もっともっと大きなステージで彼らの活躍をみれますように…なので、まず今度の梅芸当たって欲しいな~。°(°`ω´ °)°。!!笑

 

公演も折り返しですが、最後まで怪我なく無事にみんな笑顔で千秋楽を迎えることが出来ますように心から祈っております。

 

お読みいただきありがとうございました!

死んだ祖父に会いたい

こんばんは、牛乳です。

いま病院のベッドの上でゴロンゴロンしています。暇です。我々は賢いのでこんな事は想定済みだと思って本を持ってきていたのですが、点滴の針も痛いし手術の傷も痛いしで読書に集中など出来ませんでした。気を紛らわせるためにブログを書きます。どうでもいい話です。

 

私が生まれた時には祖父はいませんでした。父方の祖父は既に死に、母方の祖父は母が幼い頃に離婚して祖父の地元に帰ったからです(ちなみに数年前に亡くなったとの事)。だから私は祖父がどういうものか知りません。でもずっと、別に興味はなく生きてきました。

ここ数年、両親と酒の席を共にすることが増えたのですが、そんな時に必ずこんな話になります。

「自分の父親の方がクズだった選手権」

お互いがお互いの父親のクズさをdisり合って爆笑しています。きっと酒の席だからもあるし、私がある程度大人になったから聞くことができるようになったのでしょう。それを何度も聞いているうちに私は祖父に会いたいと思うようになりました。特に父方。

私の実家は離島ですが、本土まで船に乗らなければならず、当時知り合いを見送りに船の中まで一緒に乗った祖父。家族全員、港で待っているにも関わらず出航しても降りてこず、2日後の朝に折り返しで帰ってきた。救いようがないアホ。

女の家に行った所を何度嫁に見られても懲りず、借金まみれのくせに何故か人に奢りまくり、一攫千金を狙って海に出るも帰港直前で船をひっくり返し大損害を負う。正真正銘のアホがうちの祖父。

なんか山のように話があったのに今思い出せるのがこれだけで悔しいですが、まあそれはさておき金にも女にも節操がなく、その割には外面だけ良い大変テキトーな人間だったようで、葬式の際には誰も泣かずに居たところ1人だけ大泣きしてる方が居て、「誰?」「知らん」「愛人じゃん?」「ああ」というクソみたいな会話が家族内で行われたらしい。で、その女誰…。

祖父の33回忌の時、親戚のおじさんが「大変ユーモアに溢れた素敵な人」、知り合いのお坊さんが「いつも笑っていて、面白くて素敵な人」と語っていて首を傾げたのも束の間、うちの父が「どれだけ外面が良かったか実感しました」と言ったので笑い転げました。クソじゃん。

 

そんなうちの祖父、今なら会って話がしてみたいと、とても思う。2人だけで一緒に酒が飲んでみたい。学生の頃ならば「んなもんサボれ!」とでも言われかねないだろうなと思うし、どんなに辛いことがあっても持ち前のテキトーさで笑い飛ばして「じぃちゃんについて来い!」ぐらい言ってくれたんじゃないのかなとも思ってしまう。生まれた時から居なかったので、生きてるうちに…のような後悔は無いのですが、とても何故か寂しい気持ちになります。

母方の祖父もクズだと母が笑いながら言っていましたが、離婚してからも何度か会っていたようでその度に無視をしていたことを今日後悔していました。一昨年になって、祖父がその後再婚し新たな家族が出来たことを知りました。その子供たちから、相続の件で連絡が来たからです。祖父が亡くなって3年経った時のことでした。こっちはもっと早く動いてれば一緒に飲めたかも。今更いっても仕方ないですね。因みにその新しい家族の皆さんはとても素敵な方たちらしく(母親談)、会わせろとしつこく迫っている所です。

 

もしも死んだ人と会えることが出来るなら、私は祖父を選ぶかもしれない。いや、死んだら会えるのかな。その時は酒を飲みながら、厳しかったであろう祖母の愚痴も聞いてあげて「でもおじいちゃん達がいたから私が生まれたんだよ~!」と声高に自慢したいであります。いつか私もそっちに行くことになると思うので、その日まで話題をきめておいてください。

 

P.S.両親へ

「娘も息子も真面目になったのはあのクズの父親のおかげねってパパと話すのよ」と笑いながらお母さんは言いますね。確かにうちの両親はとても厳格で真面目です。だから、あれですね。隔世遺伝。あなたの娘はクズ寄りですが、恥になるような事はしてないし胸張って幸せに生きてますのでそれだけは安心してください。

私、ヲタ卒します。

皆様、お久しぶりです。牛乳です。

突然ですがまた仕事を辞めることにしました。

 

理由はまあ色々あるのだけどそれはいいや。そしてまた入院するんだけどそれもいいや。今日は私の職場の推しぴの話をするね。推しだよ、推し。職場の推しからヲタ卒する話を書きますね。因みにジャニヲタは卒業しません。

 

結構長くてどうでもいい話でーす。

 

去年の11月、世間から「ニート」と呼ばれることが辛くなってきたので(ウソ)、仕事を始めました。その会社にした理由は1番最初に内定くれたから。未知の業種過ぎて、なーんも知らない私は初日に仕事が出来なさすぎて帰りに泣いたし、1週間で退職したろうかと思ったけど。何か学べることがあるかもしれない、半年頑張ろうと思ったので続けてみました。

その中でね、一緒に働く現場の人にはすごくすごく恵まれたの。みんな優しかったし、ちゃんと色んなことを教えてくれて、急に入ってきた新参者の私を快く受け入れてくれた。そのうちのひとりが私の推しです。

 

というか完全に先輩だし専門職なので無知の私より遥かにすごい、最初のうちは完全に遠い人だった。私の腐ってる脳内が「この人総受けだな~」って囁く以外には話すこともなかった(ひどい)。そんな彼と仲良くなるきっかけは喫煙所でした。昼間に女の先輩(ヲタク)と話してた話に食いつかれたから。

「…ボカロ好きなんっすか」

えっ、何その小声!?なにそのキモヲタ感!想像通り!安心する!!!好きというかまあ聴いてましたよ、例に漏れず。と返して当たり障りなく話を広げたらラブライバーでした。でしょうね!!!君はオタクだよね!!!

そこから喫煙所でも話す機会が増えて、そこにジャニヲタの先輩や夢先輩*1が仲間入りして、なんか気付いたら職場の推しって言ってた。いや割と最初から推しとか言ってたかも。メガネだからかな。昔からメガネキャラに弱いんだよね、昔から。

 

それでここ1ヶ月ほど同じチームの人によく言われるようになった。

「推しさんと付き合わないの?」って。

「みんな言ってるよ、早く付き合えばいいのに。」

あー、そんな風に見えたのかなあと反省しました。先輩に言われた「牛乳さんに懐いてますよ」も「牛乳さん来てキャラ壊れた」も本人に迷惑かけてるなって申し訳なかった。全力でヲタク隠そうとしてたもんな…。ごめんな、付箋に(CV:徳井青空)とか書いてみんなに見られて本当にごめんな…(完全に罪)

 

あのね、推しだからね、推し。彼のことは好きなんだけど推しだからね。たまに彼が総受けの妄想とかしてっからね。なんたって推しだからね。って、ずっと答えてきたんだけど。

まあきっと彼のことは好きなのでしょう。たぶん。きっと。Maybe。でも付き合うって、違う気がするんだよなあ。ジャニヲタならわかってくれるでしょう、「好き」と「推し」の違い。

 

私はワガママだから、ちゃんと私が好きといったら同等でなくても「好き」を返してくれる人とお付き合いしたい。それが例え嘘でも演技でもいいから。けど推しは私の事なんて好きじゃなくていいし本当は存在知らなくてもいいぐらい。一方的に愛を注げたらそれでいい。それが推しだもん。

それ片想いじゃん?って思った人いるじゃん?でも別に付き合いたいとかそういう感情は実はないんですよね。向こうが私の事が好きじゃないのがあからさまにわかってるからかな。

こんなこと言ってたら好きな人に好きって言ってもらえることが無くなりました。いやそもそもこんなデブス誰も好きじゃねえよ。だから、今までのみんなも推しだからね。べ、別に強がりとかじゃないんだからね…!!!くそが!!!

 

そう、推しは私のことなんて好きではない。いいとこ、よく喋るキモヲタの後輩としか思ってない。私から会話を始めなければ何も返ってこないし、自分が好きな話題にしか乗ってこない。だからいくら周りに冷やかされようと否定し続けてきた。だってお付き合いって2人が好き同士でやるものでしょ?私はただ一方的に愛をぶつけて干されているので彼は推しなのです。これ身内から言わせると学習能力なさすぎる。

兎にも角にも、わかりきっているので私もガチ恋ごっこオタクという形で今日まで働きました。楽しかった。今日は会えるんだ~現場現場ぁ~!って思ったら仕事頑張って出勤出来たもん。当の本人が結局休みで居ないことが多かったけどな。本当に現場の人間関係がいい職場だった。その他に関しては、ノーコメントでお願いします。

そんな推しと会えるのが明日で最後になりました。よく壁にぶつかるし笑い方キモヲタだし私の話スルーキメるの得意技だし同じ話で何回も語るめんどくさいやつだったけど(注:先輩です。)、仕事で悩んだら必ずフォローしてくれたりこっちのウザ絡みにも無茶振りにも怒らず対応してくれた所が優しくて可愛かったです。推せた。会えなくなるのは悲しいけど、このまま綺麗にフェードアウト出来るといいなと思いながら心で泣いてます。大好きでした。でも他界しますね!!!ありがとうございました!!!

 

今までの推し()にも敬意を込めて。もう恨んだりするのもやめようかと思います、私は人格者になりたいから。そして、まだ私との時間を進めていてくれる推しには、これからもよろしくねという愛も込みで。

 

まあ、自分がいちばんわかってるんだけどさ。予防線みたいな、防御反応みたいなものだって。でももう嫌なんだもん、わかりきって傷つくの。こんなときに、もう暫く連絡取ってないゲイの友達のこと思い出す。「やってみなよ!楽しいよ~?片想い!振られたりすんのも楽しいって~!」片想いなんて言えるほどのものは無い。私の事を好きになってくれなんて思わない。私が好きな人で私の事を好きになる人などもういない。そこで息をしていてくれればいいよ。でも片想いをする相手は私の事を好きになって欲しいという感情が持てる方を探している。私クソめんどくせぇな。さすがメンヘラ神。燃えて灰になれよ。

 

でもメンヘラなので、貰ったライターとキーホルダーは大切にしようと思います。えへ。

 

敬愛なる「推し」へ。

私が好きになったばかりに、私なんぞと冷やかされる羽目になってしまってすみませんでした。それも明日で終わりです、ご安心ください。仕事で困ったらいつも助けてくれてありがとうございました。いつも面倒くさそうにしてても、これやってくださいって言ったらやってくれているところや、ちゃんとフォローしてくれようと気にかけてくれているところが好きでした。好きな女の話をする時に心から楽しそうなのが嬉しくてちょっと切なかった。でもそんな貴方が素敵だと思う女もここに居たので、いい加減画面の向こうから帰って来てもいいかなってちょっと思うけど、どうぞそのままの貴方で居てください。諦めたなんて言わないで、いつか貴方に素敵な3次元のお姫様が現れることを心から願っています。

 

今更だけどこれ夢先輩とかにバレてるんだった。あと職場の人には読んだら身バレしそう。もし本人が見ることがあれば今のは全て忘れてください。職場の人は、まあ知らないふりか、本人にバレないようにネタにしてください(私信)。

 

ばいばい。

*1:Twitter参照。誰にも負けない夢女子。

彩冷える感謝祭’18 でバンギャに戻って

お久しぶりです、牛乳です。

久しぶりにブログを書きます、気付いたら1年以上も放置していました。WEST特急を書く書く詐欺をしていて(あんな事になり)、仕事やら何やらで日常が手一杯になってしまい、気付いたら趣味と呼べるものが手薄どころか皆無になりかけていました。が。

このツイートだけは見逃せなかった。

 

あ、因みに彩冷えるライブの感想と見せかけて自分の感情整理が殆どです。読まれる方はご注意くださいまし。

以前のブログにて私はバンギャを上がる宣言をしました。理由は好きなバンドが全て解散と活休してしまったからです。結構泣きながらバンギャを上がり、いつか私がバンギャに戻る時が来るならば、と言っていたくせにその日は案外あっさり来てしまいました。もしかしたらバンギャは辞められない呪いかもしれません。

ゴールデンウィーク明けの2日間、当時一緒にAYABIEに通っていた友人は誰ひとりとして参加出来そうにありませんでした。彩冷えるから8年、AYABIEから4、5年?当時は学生だった私もすっかり社会人で、当時の友達も勿論社会人で。子供が生まれていたり、環境も大いに変わって、私のようなシフト制の仕事じゃない限りは参加は難しかったと思います。

とりあえず1人でもいいやと取ったチケットは、無駄に良番で。実感の湧かないまま当日を迎えてしまいました。

 

1日目には少し早めに渋谷に行きました、大学の友人とランチをする為に。電車の中でもソワソワして吐きそうでした。大学時代バンギャ友達として遊んでくれていた友人が「牛乳がそんな風になってるの珍しいね」と言いました。そうなの、珍しいの、そうなの。ジャニーズWESTのコンサートに初参戦した時以来なの。

1人でライブに行くなんて初めてじゃありません。何度だって経験した。彩冷えるだって過去2回の復活を見てるんだし、こんなに緊張するものでもないのに。ご飯の時も落ち着かないし噎せるし、何度も時計を確認してため息ついて。傘を忘れた私は友人ふたりにSHIBUYA O-EAST(いまはTSUTAYAですね…慣れない…)まで傘に入れてもらい見送ってもらいました。

それでも平気だったんです、番号が呼ばれるまでは。

番号が呼ばれて並び始めたら震えが止まらなくなりました。チケットを持つ手がカタカタと震え始めるのです。心の中では正直「なんで?どして?」状態で、訳の分からないままで。

無事に入場して私が一目散に向かったのは下手の最前柵でした。そう、いちばん前の列。また震えた。入れてしまった。

f:id:milch2Nite:20180508232206j:image

かつての彩冷える復活時は2列目でした。なんならAYABIEのライブはいつでも殆ど1柵目でした。最前だったこともあるのに。震えが収まらなくて隣のお姉さんが話しかけてくれたのにコミュ障が覚醒したのか上手く話せずご迷惑をおかけして、開演までカタカタ震えながら立ったり座ったりして。落ち着かないの。笑える。

そして照明が落ちてSEが鳴る。カーテンが開いてライブが始まった時に、なんと、私は泣き出したのです。

泣いてた。気付いたら涙が溢れるように出てきた。ステージをスタスタと歩いてきたインテツを見ながら引くぐらい泣いてた。心の中の冷静なワタシは、それを不思議に思いながら。

 

だって、泣くかね?これ初めてじゃないんだよ?去年も見てるし5年前にも見てる。去年も5年前もずっと笑顔で見てた。この距離が初めてなわけでもない。もっと言うと私そんなことですぐ泣く感受性も持ってない。隣のお姉さんも泣いていたけれどそれはその人なりの理由があるからで、私は泣かないと思っていた。泣くこと自体想像もしてなかった。1番の驚きは自分に裏切られたことでした。

 

1曲目のTheMeを、泣きながら聴きました。必死に手を動かしながら。涙を拭いながら。来たくても来れなかった相方がいちばん好きな曲だと思いながら。

開場前も開場後も、ひとりぼっちの私は周りの声に耳を傾けていました(ごめんなさい)。みんなまるで同窓会みたいな雰囲気で、振りの確認をしたり、このツアーでこんな事あったよねとか、この時誰々ちゃんはさぁ、みたいな話に花を咲かせていて、きっと私はその思い出の渦に上手く巻き込まれてしまったのかもしれません。

 

あれから8年、皆様はどんな時間を過ごしたのでしょう。それぞれみんな大人になって、例えば私の友人が子供が生まれたように、時間をかけて変わってきた何かを持っているはずです。その中で、ずっと変わらずバンギャだった人はどれぐらい居るのだろうか?と。

私だってバンギャじゃないです。この数年でジャニヲタになりました。膝を悪くして暴れづらくなりました(暴れないとは言わない)。きっと私のように趣味のカテゴリーが変わってしまった人や、人生の分岐が訪れた人が、今この瞬間にあの頃に戻って同じステージに立つ5人を見つめている事の奇跡と感動。どうしてAREAの周年で気づけなかったんだろう?って。

でもきっとそれは、全員が「彩冷える」を見に来ているからなのですね。イベントではなく、彩冷えるを見るためだけに集まったから。

そんな奇跡が起きている事に、きっと私は泣いたんでしょうね。たぶん。

 

それから数曲して、折角引っ込んだ涙がまた溢れたのはインテツの挨拶でした。ずっとずっと見たかった、ベースを持ったインテツの言葉。

「ファンの方に言われたんですけど。僕がベースを置くと決めて、その置く日、最後の日に。ファンの方に『もうベースは弾かないんですか?』と聞かれて、『また5人でステージに立つことがあれば弾きます』って答えてたみたいで。それ、本当に…本心で。あれから彩冷えるの曲を長いこと聴けなくて。なんか、5人とみんなで作り上げてきたものが壊れてしまいそうで。」

涙声で話すインテツが、きっと言葉を選んで本心で伝えてくれていたから。彩冷えるがどれだけの宝物なのか、私はわかっているようで分かってないのかもしれないけれど、また涙が止まらなくて。

あおちゃんは何度も言いました。「みんなにこの8年、ごめんねばっかり伝えてしまった。」と。バンギャ界隈では彩冷えるのいざこざは有名な話というかもはや伝説なわけで、それに関してはもう本人達もファンもネタにしているんだけど、「でも、ああやって個々にやることが出来たからこそ、今ここでステージに5人で立ててるんじゃないかなって思って。あの時そのまま続いてたら、今は解散してこんなことなかったかもしれない」って言ったあおちゃんの言葉に私はすごく同意します。

2日目の後半にインテツはずっと泣きそうな顔をしていました。それを見ていたら私も泣けてきてしまったのですが、electric moon lightであおちゃんが歌いながら泣きだして、終わった後に早足でステージから捌けたときには涙が止まりませんでした。

突然の雨であなたの目を曇らせ泣き疲れて眠る夜をいつか与えてしまうかもしれない。それでも「明日はきっと今日よりも素敵」魔法の言葉を繰り返して七色の虹をかけよう

この曲の歌詞はここだけではなく全てがこの8年の状況に当てはまるような気すらしてしまうほど。彩冷えるは七色の虹だと、メンバーはよく言います。5人の5色と、スタッフの1色、そしてファンの1色。虹がまさにこの2日間で掛かったのですね。

2日目のWアンコールでやった君の声と約束についても最初の挨拶でインテツが話していて。

「みんなシャーロック・ホームズって知ってる?あの曲はね、シャーロック・ホームズの本を読んでできたの。あの頃僕は曲を作ったことがなくてどうしようって思ってたんだけど、シャーロックの緋色の研究で『1000の事件を知っていれば1001個目の事件は解ける』って台詞があって、『あ、僕もiPodに1000個の曲が入ってるから1001個目の曲が作れるかも!』って思ったんだけど、当時はキー調整とか知らないから…(笑) でもね、あの時僕が作れたら彩冷えるは続くんだって思って、作れる!って言って作ったんだよ。」

泣いた。本当に泣いた。この話だけでも泣いたのに、実際聴いて泣いて、最後のサビ前ファンが歌うところで、ステージの上の証明が当たってないインテツが腕を顔の前に置いて堪えきれず泣いているのを見たらもう止まらなかった。

そもそも1日目で泣ききったと思ってたからDaydream始まりで泣くと思わなかったしもう水分全部抜けちゃうよ死んじゃう。

ありがとう、出逢えてよかった。彩冷えるに出逢えて本当によかった。インテツを好きになって本当に本当に良かった。8年の月日があってからのレベルの上がった彩冷えるをこの目で見れて本当に幸せでした。

 

1日目に「みんな8年経った彩冷えるってどうせ全員おじさんなんでしょ?って思ってるでしょ~?あのねぇ、当時を超える自信ないとココには立てないから!!!」って言ったあおちゃんの言葉通り、最高のステージを2日間見ることが出来ました。毎回インテツだけロックオン状態だけど今回は全員ちゃんと見たよ、夢みたいでした。

「明日から、僕達5人はまたそれぞれの日常に戻ります。またバラバラになっちゃうけど、でもね、この道はもう交わらないことはないから。また必ず会おうね。」

あおちゃんの、きっとまたみんなの前に帰ってくる時が来るからという言葉を信じて、次こそは相方と姫と一緒にその景色を見たいです。

 

きっと私の心は上がってもいつまでもバンギャなのでしょう。またその日まで、おやすみなさい私。

彼らが本気で編むときは、感想

見てきました、生田斗真の「彼らが本気で編むときは、」。

 

久しぶりに、手放しで「最高だった!!」と言える映画を見た気がします。本当に。悩んでる人は是非見に行ってほしい映画です。この感動を早く書きたい伝えたい!!!と思ったら何日も経ってた。まとめるの難しい。

以下、ネタバレを含みます。まだ観ていない方等、ご承知おきください。

 

 

 

 

ひとつだけ、叫ばせてくれ。

生田斗真すっげぇ...すっげぇ…すっげぇ…

劇中、正直何度もリンコが生田斗真である事を忘れた。完全にリンコさんは女性だった。言葉遣いも仕草も、完璧にただの「女性」だった。

 

話はトモという小学5年生の女の子が、母親の弟、つまり叔父のマキオと諸事情で一緒に暮らすのですが、マキオの恋人であり同居人が生田斗真演じるリンコさん、所謂性別適合手術をした方(トランスジェンダー)というものです。

実は予告編を見たわけではなくて、この映画の存在は去年の夏のVBBで貰ったフライヤーで知りました。

f:id:milch2Nite:20170312140852j:image

この時は、生田斗真綺麗だなあとしか思わなかったし、私自身もその周りにもLGBT関連の方が多いものですから、単純にそれだけで見に行きたかったのです。

だから、もっと重い話だと思っていたのだけど、映画の中身は全然そんなことなかった。

適度に笑えて、ちゃんと泣けた。

そんな素晴らしい映画は久しぶりに見た気がします。時系列がぐちゃぐちゃかもしれませんが、サラッと内容を含めて感想を。

 

映画の序盤において、同性愛者故にいじめられている男の子がトモちゃんのクラスに出てきます。トモちゃんは恐らく昔は彼と仲が良かったのでしょうが、いじめられっこだからか腫れ物に触るように「関わるな」感がすごい。なので、きっと初めてトモちゃんがリンコさんに出逢った時には、負の感情の方が大きかったと思うのです。

リンコさん、顔も美人だし声もおしとやかだし、お料理も完璧、仕草も完全に女性なのにやはり骨格が男。お母さんからコンビニのおにぎりしか与えられず、久しぶりに温かいご飯を作ってもらえて喜んだけど…というトモちゃんの戸惑いが見て取れます。初めて泊まりに来た夜、寝る前のシーツを2人で敷くシーンでのトモちゃんの気の抜けた「はぁ、」が最高にいい。

この時、トモちゃんはシーツを敷くリンコさんの服の胸元から谷間を見てしまい、少し動揺します。そんなトモちゃんにリンコさんが放った一言。(ニュアンスですが)「200ccずつ。触ってみる?」こりゃひどいwww思わず笑ったwww こんな明るい性格のリンコさん、きっと過去に沢山つらい経験をしてきたからなのですが、そのそばにはかなり強い味方がいたからこそ今も強く生きていると思うのです。

それは、リンコさんのお母さんのフミコさん。

老人ホームで働いているリンコさんが急に夜勤になったため、再婚した夫と一緒にリンコさんに頼まれてトモちゃんを夜ご飯に連れて行く場面。誰よりもリンコさんの味方でした。部屋も、男の子には見えないフリルのクッションやシーツを揃えてあげて、体育教師に呼び出されようとも自分の子供を第一に、という軸がぶれない。

トモちゃんに対して「おっぱい大きくなった?」と冗談交じりに聞きつつも、「想像してみて、自分は女だと思ってるのに一向に膨らんでこない真っ平らな胸を見る気持ち」「あの子の初めての胸を作ったのはアタシなの」「私の娘を傷つけるやつは、たとえ子供でも容赦しない」そう言ってリンコへの想いを話します。

彼女は、リンコさんが「おっぱいが欲しい」と泣いたとき、抱きしめて慰め、後日ブラジャーと一緒に毛糸で編んだ偽物の胸をプレゼントしました。このシーンが泣ける、本当に泣ける。「本物はまだあげらんないからさ~!とりあえず偽乳w 着けてみて。」って、嬉しそうにしている2人。

実に奔放で、けれどきっと、こんなにも理解のある親なんてそんなにいない。後のシーンで、リンコさんとマキオ、トモちゃん、フミコさん、旦那さんで鍋を囲むところがありますが、フミコさんの「あんた(リンコ)、本当に強運な女よね~」「普通理解しろって言っても無理な話よ?」という台詞には納得です。

そんな中、先に出てきた同性愛者の同級生カイくんと、その母ナオミにスーパーで出くわすトモちゃんとリンコさん。リンコさんがいない隙に、ナオミは「トモちゃんの味方だからね」と言いつつも、リンコさんを軽蔑するような言葉を投げかけます。怒ったトモちゃんはその場で手に持っていた洗剤をナオミに浴びせてしまい、大事に。

家に帰ったトモちゃんはリンコさんに「ごめんなさい」というと、「私に謝れて、なんであのおばさんに謝れないの?」と訊きます。リンコは何となく察しがついていました。今までの経験もあったのかもしれない、というか確実にそう。そんな時の乗り越え方を、リンコさんは編み物をしながら言うのです。「これですっげー悔しかったこととか、むかついたこととか想いながら編んで、怒りが通りすぎるのを待つの。」

リンコさんがひたすら編んでいるものは「男根」だそうですwww108個作ったら燃やして、戸籍も女にする。それがリンコさんの目標?夢?自分で決めた一つの区切りのような。ちょっとばかばかしくて笑えるけど、でもばかにできない素敵な夢。

それを見てトモちゃんは「私もやってみたい」と言います。リンコさんがトモちゃんに編み物を教える姿は、完全に母娘の様でした。私も昔やったなあ、と。

ある日リンコさんは「私、トモのことが可愛くてしょうがない。」「このままトモのお母さんが戻ってこなかったら、トモを養子に出来ないかな」「戸籍を女にして、マキオと結婚したら、トモのママになれるのかな」そう言います。出逢った時から、ずっと。リンコさんのトモちゃんへの愛しさは、本当の本当に母親の様でした。

けど現実って小説より奇なり(いやこれフィクションだけど)、トモちゃんはお母さんらしき人を街中で見かけてしまいます。追いかけるけれど、もちろん家には帰ってなくて。タンスの引き出しからお母さんの服を出して、抱きしめて泣くのです。

遅くなってマキオの家に帰ったものだから、マキオもリンコさんも待っていました。どこに行っていたのか、心配したんだよ!と怒るリンコにトモは言います。

「ママでもないくせに」

いつからだろう、トモちゃんの中でリンコさんが完全に女になったのは。この一言には、もう色んな感情や背景が含まれている気がするのです。うまく言えないけど。

それから紆余曲折あって(観てない人は観て!!!笑)、リンコさんと仲直りしてこれからだというときに、トモのママが帰ってきます。そして、トモを引き取りたい、母親になりたいというリンコに、ママは声を荒げてこういいました。

「じゃああんた、この子が生理になった時どうすればいいのか教えてあげられるの!?初めてブラジャーを買うとき、教えてあげられるの!?」

至極正当な意見だけれど、きっとリンコさんにとって一番刺さる言葉たち。そんなママに、トモちゃんは泣きながら殴りかかります。

「リンコさんはご飯作ってくれた、キャラ弁も作ってくれた。髪も乾かして結んでくれた、一緒に寝てくれた。なんでママはしてくれないの?」

母親とは、娘に女性のあり方を教える存在ではないと思うのです…とはいえ私も母になったわけでもないし、ましてや娘なんていないので、これは机上の空論でしかないかもしれないんだけど。親というものは、躾や知識を与える以上に子供に愛を注ぐものじゃないのかなあ、と。仕事で大変なのも、家事で大変なのも、そんなの子供はみんなわかっているわけですよ。ただ、大変であるを理由に子供への愛をないがしろにしていいかというとそれは違うと…うーん、言いたいことがうまくまとまらないけど。

これは持論ですが、ママが男と何度も出ていくことをマキオが責めると「私だって女なの!」と言いましたが、女性という生き物は、子供が生まれた瞬間から女ではなく母親でしかないと思います。

子供って、女性にとっての一生の覚悟だと思うから。かなり言葉を選ばずに言ってしまえば、死ぬまで付きまとうものだから。「母である前に女」なんて、存在しないと思ってる。母親は何が在っても子供のために生きなければと思うのです。

リンコさんは、自然な流れでは(?)母親になれない。だからこそ母になれたのに、そのチャンスを手放してまで女であろうとしたトモのママは許せなかったんじゃないかなあ。

結局トモはママを選んで、出で行く日の夜にトモとリンコさんは抱き合って泣きながら眠ります。眠れなくなったリンコさん、1人編み物を朝まで続けてトモにお土産を渡します。

編んでいるシーンの段階では、勝手にマフラーか何かと思っていました。マキオとトモママの母の影響で、トモママはトモちゃんに毛糸の物を買い与えたことがないという話が出てきたので、最後に作ってあげてるのかと。

家に帰ってきたトモは、リンコさんからのプレゼントを開けます。中に入ってるのはなんと、毛糸で出来た編んだ偽乳wwwwwwww そこでこの映画は終わります。

このオチが、個人的には最高で。笑えるんだけど、ちょっと泣ける。

確かにトモママが言うように、リンコさんには当たり前の母親としての女の生き方みたいなのを、トモには教えてあげられないかもしれないけど。かつて自分がしてもらったように偽乳を編むことができるんです。リンコさんは本当に素晴らしい女性だと思う。

 

本当にいい映画だった、是非たくさんの人に見てほしい。ここに書ききれないくすっとくるネタもたくさんなので、興味がある方は観てみてください。

 

読んでくださりありがとうございました。