溺愛パンデミック

奇跡が消えないように 僕等が生きた証を ここに記そう

人生で初めてジャニーズを好きになるまでの話2

こんにちは。
このブログを始めて1番最初の記事を何気なく読み返していました。

 

milch2nite.hatenablog.com

 

途中までは、そうそう、そんな人生だった。とか思いながら誤字脱字がないかぼんやり眺めていたんですけど、後半の方。

そのCDこそが ジャニーズWESTの1stアルバム「go WEST よーいドン!」だったのです。

 という行以降の話が適当過ぎる、私。
「もう今となっては覚えてない」とか絶対書くのめんどくさかっただけです。

という訳で誰も興味がないのを分かっていながら、今年も終わることだし、私がジャニーズWESTを好きになるまでの話を書きたいと思います。暫し、お付き合いください。



先に挙げた記事通り、私の好きだったAYABIEがぼんやりと無くなってしまってからは本当にいろんなものに手を出しすぐに飽きるというのを繰り返していました。とはいえ全て元々好きだった物、飽きるというか広く浅く緩くと言った感覚で、でもそれは私の中で「趣味」と言えるものではありませんでした。
私の人生での「趣味」の定義とは「軸であり、生きる糧になれるぐらい生活の中で比重の重い物」であったからです。
だからAYABIEのライブやCDリリースによって私の1年のスケジュールは決まっていたし、寝ても覚めても考えるのはAYABIEの事で、聴く音楽も全てAYABIEで、何を見てもAYABIEに結び付けようとする。それが私の中での「趣味」でした。
だから、それがなくなってしまってどうしていいのか本当にわからなかったし、「趣味がない」と悩んでいるとみんなからは「趣味しかないのに何言ってるの?」と言われて困りました。好きなものは多いけど、趣味じゃないんだ。好きだけど、違うんだ、と。

そんな時、友人が貸してくれたのが「嵐」のコンサートDVDでした。「何でも良いから適当にCD貸して、暇だから。」と言った私に対して、彼女は丁寧にベストアルバムとアラフェス2012のDVDを持ってきてくれました。
正直、ジャニーズに対して興味が本当になかった。幾度となく話をされて、その時は楽しくて聞いていても忘れるし、嵐に関しては「名前と顔は一致する程度」だし、挙句の果てに「ニノ今年30だよ~」の発言に「え!AYABIEのインテツもだよ!」という返ししかできなかった。AYABIEに結び付けないと覚えられなかったからです。
きっとそんな私だから、彼女も考えに考えてそれを渡してくれたんでしょう。初めて嵐さんを見る人にお勧めするのなら、どれがいいのか。

そして2人でそのDVDを家で観ました。感想は「こいつ(友達)めんどくせえ」です。笑
違うんですよ!!家ですよ、家!!!現地じゃないんですよ!?なのにもかかわらず、振りやらないと怒るんですよその子!!!!!
でもまあそのおかげもあって、「ジャニーズってすごいんだな」という認識がひとつ増えたわけです。確実にエンターテイメントだし、歌やダンスだけじゃなくてセットとか映像だとか衣装だとか、やっぱり規模の問題が第一ですけど私の知っているバンドの世界とはまるで違っていた。私の好きなAYABIEがずっと口にしていた「エンターテイメントがやりたい」というのは、こういう事だったのか、と理解が出来たんですね。
因みにAYABIEが使う特効はCO2か銀テープぐらいだし、嵐やEXILEみたいなのやりたいとか言い出してダンサー入れた時もあったし(不評だったけど)。そういえばAYABIEもアヤフェスっていう今までの曲の人気投票でセトリを決めるライブをやったことあるんですけどあれが嵐のパクリだったことにこれを書きながら気づきました。バンギャでしかなかった私が気づくわけなかろう。

それからしばらく嵐さんに関してはその友達にCDを借りたりしていました。といっても申し訳ないけどファンです!というほどでもなくて、忘れなければテレビで観たり曲を聴いたり友達とよく話題にしたりといった程度で結局やっぱり私の求める「趣味」にまでは到達しませんでした。それが何故なのかは自分でもわからないのですが、私の性格上「趣味」になったのであればすぐにファンクラブにも入るだろうしCDもDVD買い集めるし、でもそうしなかったのでやっぱり「好き」の一部でしかなかったんでと思います。

そんな時、その友達は私にとある話をしてくれました。「ジャニーズWESTのアルバム買おうかなあ」…???私には最初、理解が出来ませんでした。
ジャニーズWESTの存在に関してはかろうじて頭の片隅に残っていました。たまたまデビュー発表時のカウントダウンコンサートの中継を実家で観ていて、東京に戻ってすぐにその話を皆でしたからです。その時はまだ嵐さんも殆ど知らなかったので顔も名前も覚えておらずに「誰かデビューするんでしょ?」ぐらいでしたが。
(今思い出したけど、その時なにわ皇子っていうのが気になってるって話もされたな…記憶が線でつながっていくよ…ああ…)

で、 なぜ理解できなかったかというと、バンギャの時にそんな事は有り得なかったからです。「本命ではない同じ事務所であるだけの他のバンドのCDを購入する」ということがそもそも、有り得なかった。個人差もありますし、土俵が違うのは重々承知ですが、私の「当たり前」にその感覚がなかったのです。
だってジャニーズって基本的に接触イベントやらないじゃないですか。あったとしてもハイタッチか握手かぐらいで一緒にチェキ撮ったり握手恥ずかしいから早く辞めたいのに向こうが1分ぐらい手を離してくれなかったりそれなのにスタッフさんも別に流さなかったり*1、そうでもないのに本命じゃない人のCD複数買いする意味というか、ただ買う意味というか、いや本当に理解が出来なくて。
それに本命であってもCDを買う事はアーティストの楽曲を褒めるに同等だと思っています。だから私がこれまでに購入してきたCDは、何度かライブに足を運んだり、本命と対バンで聴いた上で良いなと思ったバンドの物だけなのです。「とりあえず買ってみる」という発想が分かりませんでした。

でも、まあそんなもの個人差。他人のお金だし使うのもその人の自由だから理解はできないけれど反対をしているわけではありません。「へえ、そっか、じゃあ買ったら貸して~。」そのとき嵐と同じ感覚で放ったその一言が、のちにこんなことになるなんて思いもしませんでした。
後日最初にそのアルバムを借りた時、椿5人でわが家で飲み会だったので特典DVDをBGMで流していたのですが、全然見ていなくても楽しいのが伝わりまし た。ところどころみんなで笑いながら、「この人たち面白いね」なんて。この時点で、「ジャニーズWESTという人たちは面白い」という認識が増えまし た。この私が、ジャニーズに興味を持った。また1歩進みました。

で、それが確か今年の1月で、そのすぐ後にVS嵐ジャニーズWESTが出ることが分かりLINEが大洪水。「これは見逃してはならない」という気合のもと該当番組を視聴したのですが、それを見終えてすぐに私は友達に聞いて いました。「ジャニーズWESTのアルバム、もう一回借りてもいい?」

BGMとして見ていたDVDを、ちゃんと見たいと思いました。もっと彼らが話すところがみたいと思いました。1番最初に名前を覚えたのは桐山くん。何故なら大好きな「鍵のかかった部屋」に出てたから。頭の回転が速くて面白くて素敵だなあと、その特典DVDでは飽き足らず様々な動画を見ていた時に、某番組で後輩からのお手紙に眉を八の字にして号泣する小瀧望くんに目を奪われたわけです。「この子、本当に良い顔で泣くなあ」…なんかこれだけ書いたらすごい変態みたいですけど、違うんです、こんなに純粋に泣けるその心の温かさに惹かれて、そこから小瀧望が気になり始めました。

調べたら、未成年でした。まじかよ。こないだ高校卒業したって書いてある。それまで30過ぎたおじさんたちがお化粧してステージで楽器弾いてるのを見ていたのに急に現れた若い男の子に戸惑いました。一足先にJUMP担になっていた相方にその話をすると、「もう、時間は進んでいるんだよみるくたん…世間から見たら私たちオバンギャ*2なんだよ…」と諭されました。まじかよ(2回目)!!!

でも、もう彼らの魅力には抗えなかった。気付いたら家の近くの小さなCDショップに残っていた初回盤のCDは全て買い集めていたし、近所で1番大きな本屋さんに電話して写真集の在庫があるのが分かれば「5分で行くので取っておいてください」って買いに行ったし、忍ジャニのDVDが借りれるのが分かって借りてみたら楽しくて欲しくなって、Amazon先生を開いてみたら初回限定盤のBOX 残ってて、ついでに少年たちも残ってたから一緒に購入ボタンを押しているし、そう、これだ。私が求めていた「趣味」が、彼らになった瞬間でした。

購入ボタンを押して確認メールが来た時にスクショして相方に送りましたもん。「どうしよう」「買ったの?」「うん。」「おめでとう!!!」「ありがとう!!!!!!」何だこれ。

なんで小瀧くんだったのかなあ。いやもちろん全員好きなんだけど、でもオール担というのはどうしてもしっくりこないから小瀧くんが好きって言ってるわけです。私は平等に愛を分けられるほど器用ではない、やっぱり1番を選ばなければいけないのだとしたら迷わず「小瀧望」と答えるであろうから。

正直、戸惑いもすごく多いです。1番は規模が大きい事と、それに比例してチケットが取れない事。それからメディア露出が多い事と、事務所の他の人も多すぎて全然よくわかっていない事です。これから少しずつ慣れるかなあ?最近はちょっと関西のジュニアの事だったり、先輩の曲だったりが分かるようにはなってきたけれども、もう人生の基礎がバンギャだから変われない気もする。それでも私を「ジャニーズWESTのファン」と認めてくれますか?ジャニーズという名前を 背負った彼らの事を応援できる一人だと。

今年も、もうあと少しで終わっちゃいます。気になり始めてから完全に「趣味」になるまでのこの1 年、まさかの少クラin大阪が当選したり小瀧くんの舞台があったりその所為で4年ぐらい行ってなかった大阪に月2で行っちゃったりもう生活がてんやわんやですけど、とっても幸せです。来年もきっと忙しいけど楽しいんだろうな!

私の事だから、ずっと好きでいるよ!なんて言えないけれど、どうかその日が来るまでは「趣味はジャニーズWESTです」って言わせてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

*1:そりゃ40人も居ないもんな時間余りまくってるよな

*2:年齢が上のバンギャ。因みにその上はババンギャ