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溺愛パンデミック

奇跡が消えないように 僕等が生きた証を ここに記そう

バンギャでド新規のジャニヲタが宝塚歌劇を観に行った話

その他 感想

こんにちは、牛乳です。

1月24日に、以前記事にて紹介したAちゃんに連れられ宝塚歌劇を観に行ってきました。
(Aちゃんの紹介記事はこちら:生きる意味はヲタクになってから学んだ - 溺愛パンデミック)

昨年の夏、少年倶楽部in大阪を観に行くついでに宝塚大劇場にも行き雪組「星逢一夜」を観劇したのですが、それはもう素晴らしかった。当日、勢いだけで向かったので立見席でも最後の最後、壁沿いの最後尾だったわけですが、そんな事忘れるぐらいに感動したあの時間。すぐにAちゃんに「今度連れてって」とお願いしていたのですが、ようやく念願叶いました。

タイトルにバンギャとジャニヲタって慣例で入れましたけど、宝塚歌劇は唯一無二過ぎてちょっとそういう次元じゃないので特に関係ありませんでした。ご了承ください。

それから、以下の内容には多少のネタバレと考察、個人的感想が含まれます。
これからご観劇予定の皆様、宝塚ファンの皆様、お気を悪くされましても責任は取れませんので悪しからず。







今回観劇したのは、月組公演「舞音‐MANON‐/GOLDEN JAZZ」。宝塚歌劇は基本的にお芝居の第1幕とショーの第2幕があることを夏に初めて知りました。まあ去年一度見てはいるので今回は何が来ても驚かないぞ!と堂々と日比谷に降り立ったのですが…人生そんなに甘く(?)なかった。

日比谷に降りて劇場に向かうと、そのお隣が日生劇場で向かい側がシアタークリエだという事を知りませんでした。この2つ、ジャニーズの話で最近よく聞くところだ。と思ってAちゃんに聞いたら「被った時の人がやばくて並んでるときはよく外国人が写真撮ってる」との事。なんかよくわからないけど「ご迷惑をお掛けして…」というと「こちらこそ…お互いい素敵にヲタ活しましょう」と言われました。ジャニヲタの皆様よろしくお願い致します(?)

で、当日引換との事で席が分からず、事前に「席が悪かった時の為に双眼鏡を持ってきてね!」と言われていました。MORSEから大変活躍してるうちのピンクの双眼鏡。大事にカバンに入れてきたのですが、なんと座席が前から9列目の通路側。
ジャニヲタの皆さん!!近いって!!!思いましたよ!!!この私が!!!MORSE5列目で遠いとかほざいてたこの私が!!!!
「うわ近ぇ…」
って思わずつぶやきましたよ!!!ヅカヲタ的感覚だと、10列目以内は「近い」だそうです。本職ですら近いと感じるこの距離を与えてもらって感謝感激雨霰…という訳でせっかくなので通路側に座らせてもらっちゃいました。

宝塚歌劇団のステージはとても特殊で、メインのステージがありその間にオーケストラボックス、そして銀橋(エプロンステージ)と呼ばれるジャニーズの花道というのか外周というのか、とにかく通路が存在します。
第1幕「舞音‐MANON‐」は私が見た感覚でざっくり説明すると、フランスのエリート海軍シャルルが、植民地のインドシナ恐らく今のベトナムで絶世の美女だと謳われた踊り子マノンに恋をして、様々な困難に立ち向かいながらも愛を貫く物語です。
(前情報も何もなく見たので、間違っていたらすみません。)

前回の大劇場の時にも感じたんですが、まあ舞台装置が動く動く。よく動く。上も下も横も枠も、どんなシステムになっているんだろうと考えてしまうほど。さすがです。
船のセットがぐるりと動きながらあっという間に市場の風景になった時、周りの人たちもセットに合わせて動くのですがあれ大変だろうなあ…とぼんやり考えておりました。

それから、何より情景が美しい。ステージに女性しか立っていないとは到底思えないほど男役の方はかっこいいし、娘役の方は現代の若い日本人女性では見かけないであろう女性の中の女性らしさというものを存分に感じる美しさ。男役の方、かっこいいんですけど、現実の男性と違ってしなやか?なんですよ。やはりそこは女性が持ち得るしなやかさとか柔らかさみたいなものがあるんでしょうけどでも確実に男にしか見えないし美しいしあんなもの女の子はみんな好きに決まってる。

見ていた中でいちばん美しくて息をのむほど感動したのは、色とりどりの提灯が上から輝いていて、その下でマノンとシャルルを筆頭に踊るシーン。ベトナムの民族衣装アオザイを着てみんなで踊ってるところは色鮮やかで素敵でした。

それから、インドシナがフランスからの独立を目指してデモ運動のようなものが起きるわけですが、そのどさくさでマノンは死んでしまいます。Aちゃんに「バッドエンドで申し訳ないけど」と言われたのですが、死んでしまうけどバッドエンドだとは思わなかった。
マノンは愛に飢えていました。幼き頃に親を亡くし、兄と二人で路頭に迷い、その美しさを武器に大富豪の間を渡り歩く。兄は金の為だったようですが、マノンは愛の為でした。偽りでも、それが一時の夢でも、彼女を愛してくれる誰かを求めて。
けれどシャルルは、幼馴染の婚約者を断ってまで、密輸入を見て見ぬふりしてまで、果ては海軍を辞職してまで、マノンを愛した。富も地位も名誉も失ってまで彼女を愛したことは、ついに彼女まで届いたのでありました。

劇中で歌として「愛は目に見えない」「教えてよ、愛が何なのか」と、マノンが歌うシーン。それから、海軍を辞める決意をしたシャルルに親友が「なぜそこまでするのか」との問いにシャルルが「誰かを本気で愛したことがあれば分かる」と返すシーン。
この2つのシーンは本当に「愛ってなんなんだろうなあ」と考えてしまいました。結局マノンは愛を金では買えなかったわけじゃない?目に見えないものを、量ることはとても難しい。

幕が下りて客電がついて、ふう、と思わず息をつきました。それほど壮大で緊張感あるミュージカルの舞台でした。楽しかった。
いくつか言わせていただけるなら、ひとつはちょっと時間の運び方(時系列)が雑だったぐらい。あれだけの内容量なので、時間内に収めるだけでも苦労するかとは思うんですがちょっと急に飛び過ぎたところがあったかなあ。
もうひとつは、シャルルが2人居ること。正確には実在するシャルルと、しゃべらずに動きだけで表現をする心のシャルルが舞台上に共存していたんです。私は前情報も無ければ宝塚の演者に関して顔の判別も付きませんので最初5分ぐらいは理解が出来ませんでした。自分で言うのもなんですが察しが良い方なので、人によっては「あれ誰だったの?」のまま終わることがあるかもしれません。

第1幕が終わり、席で待っているとAちゃんが迎えに来てくれました。
「ロビーで何か飲もう。」
との事でしたが、私そもそもMORSEでグローブ座に行くまで劇場で軽食等があるの知らなくてびっくりしました…ライブハウスにはドリンクカウンターしかないよ…
肉まんにサンドイッチにお菓子に…とどれもこれも魅力的で食べたいのはやまやまだったんですが、公演後にご飯に行く予定だったのでスティック型のチーズケーキとホットのカフェモカを購入。Aちゃんはビール、流石です。笑
スタンド形式のテーブルで休憩時間中にいろんなことを聞きました

しばらくすると、かの有名な「すみれの花」が第2幕開演5分前に流れます。ヅカヲタの間では非常にいい目安だそうで、「トイレ行けるかな?」「まだすみれ流れてないから大丈夫!」という感じだそう。

ところで第2幕の、所謂レビューというやつですか。休憩時間にAちゃんから「今回は通路降りがあるから期待しててね!」という宣告を受けまして。
「えっと…何すればいいの?」
「キラキラした目で感動してれば大丈夫。」
「触らなきゃ大丈夫?」
「え?ハイタッチとかするから手は出さなきゃ!通路側の特権よ!!!」
もう戦々恐々。しかも分かりもしないのに「XXっていう子がまず多分隣に立って、その後XXっていう娘役の子が隣に来るから…」って立ち位置の説明まで貰いました。どこのヲタクもやっぱ変わんないな。あのねえ、バンギャのときだって手を伸ばされたら後ろに逃げてた人間が急にハイタッチとか高度な技出来るわけないじゃない?「が、頑張る…」と頷くと、手のひらサイズのタンバリンを渡されました。
「何これ、」
「最初と最後で使うから!」
「叩くタイミングは?」
「周りに必ず1人はプロが居るから大丈夫、得意でしょ」
バンギャが順応できるのは振りとヘドバンだけですがいいでしょう、やりましょう。
という訳で、タンバリンを握りしめ座席に戻り着席。
ステージのGOLDEN JAZZのネオンがあまりに煌びやかで、思わず写真を撮りました。

最初に上手からポップな衣装の男役さんが3人出てきて、スネアドラム…?ちょっと見えづらくてわかんなかったんですけど小さなドラムを叩くところから始まります。そもそもJAZZ好きだし、すっごい良かった。最初、スパンコールの衣装があまりにキラッキラしてるもんだからLEDでもついてるのかと思ったら違った。途中で緩やかな螺旋の階段と月のセットが出てくるところがすごく綺麗で、うわあ、月のセット綺麗だなあ。って普通に感心してたんですけどよく考えたら月組だからですよね

そして、結構序盤でやってきた通路降り。
こっちが何かするでもなく先頭の人が通路いっぱいに手を広げて降りてくるもんだから、自然と手を出しました。此処ですごいのが、通路側じゃない人は手を出さない。
これはちょっと感動した。普通だったら私も私も!ってなりそうじゃないですか、通路から2番目とかだったら。ジャニーズだったらもれなく色んなところから妖怪化の如く手とか伸びて来てるじゃないですか。でもね、ヅカヲタさん全然手とか出してこないの。これちょっと感動。本当に通路席の特権」なんですね。
私も、どなたか分かりませんがとってもかっこいい男役の人に両手でハイタッチまでしてもらいました。基本的に男の人に接近されるのが苦手なので一瞬体が逃げたんですが「これ女性や…」って我に返り楽しくハイタッチさせていただきました…だってイケメンなんだもん…
ちょいと通路で踊って目に付いた人にはサイン入りのコースター?を渡して華麗にステージへと皆さま戻って行かれましたが素敵でした。もうなんか、圧倒的にエンタ-テイメント。

それから代わる代わる、ポップだったりセクシーだったりクールだったり衣装が変わって曲も変わって、オーケストラボックスの指揮者さんまで飛んだり跳ねたり遊んでて(面白いと有名な方だそう。いや面白かったよ。)、一体感という名の圧がすごい。びっくりしたのは、ちょっと笑えるシーンもあること。全部かっこいいだけのショーだと思っていたから、入店拒否の件は意外でした。

レビューと言えば、これ。というのが私の中では「ラインダンス」「大階段」「羽」。ラインダンス、昔「ハイスクール歌劇団男組」というドラマで見てからほんとに大変なんだなあと思って…見るたび感動します。今回も、素敵な衣装で高く足をあげて綺麗に揃っていて、日本人のなせる技なのかもなあなんて思ったりしました。

それから「大階段」「羽」(羽の正式名称が分かりませんでした)。前回、立ち見とはいえ1度見ているはずなのでそんな驚かないだろうと思っていたのですが、いや、9列目なんて前から見たら階段高すぎて。多分3階建てぐらいある。あんなところからヒールはいて羽背負って出てくるとか正気の沙汰じゃないと思った高所恐怖症は私です。見ているだけで怖い。
けれど何事もなく出てくるわけですよ、あのお方たちは。もうトップの方の羽とかすごくないですか?日常的に小林幸子みたいなの居ません?すごくない?聞くところによると、アレ20kgほど。小学校1年生ぐらいをずっと背負ってるわけですよ。背負ったままビル3階の高さから涼しい顔して降りてきて、くるっと回って颯爽と銀橋まで来てお辞儀して。尊敬しかございません…。近くで観たらもっと大きかった、羽。

あと、娘役の方はスカート長いのによく踏まないなあって。くるくる~って綺麗にスカートが揺れるたびにあんなに足元隠れてるのに踏まないのすごいな…って思っていました。

最後もタンバリン出てきて、演者さんも皆さまタンバリンを持ってたのですが、タンバリンも月形でした!すごいかわいい!そういう所で乙女心をくすぐる、女の園ならではの演出部分なのかもしれませんね。


終わってから、近くの焼き鳥屋さんにて夜ご飯。
もーう現実戻りたくない!美しすぎた!ってずっと唸ってました。
バンドマンに最前で目を合わせられても頭撫でられても「おおう」ぐらいしか反応出来ない私ですが宝塚の最前はすごいよ。指さし、ウインク、見つめ合う…軽率に好きになるわあんなん。だって9列目で好きだもん。笑

もうバンドとジャニーズで手いっぱいなので趣味は増やさないとは誓っていますが、恐らく今後もちょくちょく観劇に行くことと思います。その際はどうぞよろしゅう。


以上、宝塚歌劇観劇レポートでした。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

P.S.

あれだ、宝塚歌劇団の方々に舞台「少年たち」の「俺たちがルール~♪」って曲歌ってほしい。絶対素敵だ。軽率に願っておく。